結論
まずは、嫌でも5分やってみる。
前書き
プログラミングを学習していると、時には全然やるきがおきない、という事態が発生します。(え?毎日おこってる?・・・しかもプログラミング学習だけじゃない?・・)。
特にそれが「やならければならない」事に該当すると、不思議なもんで、普段全然やりたくない掃除をやってしまったり、「このyoutubeを見終わったら始めよう」とか思ったりして、だらだら時間が過ぎていったりしています。
そこで私なりに「やる気」の原因を探ってみました。
調査した結果
やる気を出すためには「目的を決める」とか「習慣化」する等を世間でよく耳にしますが、やる気がおきない真の理由が何なのかを知りたいと思い論文を読んでみました。(畑違いだったので、むっちゃ大変でした。)
どうせなら科学的な原因を知りたかったからです。
医学系論文(レポート類も含)をいくつか読んでみた結果、脳の線条体にある、ドーパミン受容体2型陽性中型有棘ニューロン(D2-MSN)という難しい単語の物が、大きな役割を果たしている事が分かってきました。
下記リンクは、慶応技術大学のプレスリリースです。
脳内にある、やる気のスイッチを発見
こちらによると、マウスのD2-MSNの細胞を抑制(毒で細胞を減少)すると、明らかな違いが見られました。
なるほど、このD2-MSNちゃんを、活性化すればOKということですね。
(また、こちらを読んでいると、D1-MSNも関係あるとの事です。違いが分からない・・)
これらのニューロンは、ドーパミン受容体との事なので、ドーパミンを出せば良さそうと素人的に考え、論文をあさっていると、論文「精神疾患の分子メカニズム解明への挑戦ドーパミンの細胞内シグナル伝達機構解析について」がヒットし、間違いなさそうです。
ドーパミンを出す方法に関しては、「目的を達成した時に発生する」と世間でよく言われていますが、そうではないという論文「Dopamine regulates the motivation to act, study shows」がありました。
さらに調べていくうちに、心理学者クレペリンが提唱したと言われている「作業興奮」がもっとも手軽そうだと分かってきました。(実際は、クレペリンの提唱はあやしいとの事です。 こちらの「作業興奮に対する誤解について」で分かり易く、まとまっています。)
つまり作業興奮を起こすためには、先に行動。すると次にドーパミンが出るので、やる気が発生するという、通常考えられている逆のプロセスに人間はなっているというのが私が調査した結論でした。
こちら完全なエビデンスが見つかりませんでしたが、それに近い情報がたくさんあったので、一度試してみる事にしました。
最初、5分でもいいので、嫌々でも行動してみました。
行動してみた結果
ビンゴでした。
作業前にあんなにやる気が起きなかったのに、行動さえしてしまえば、気が付いたらやる気が上がって来て、作業が続いてしまうという結果になりました。しかも結構、のりのりで(笑)
最近、感情が行動を起こすのではなく、行動が感情を起こすというのが、心理学でよく言われていますが、今回の件に関しては、私個人としては間違いない事を体験しました。
またドーパミンは運動でも発生するので、まずウォーキングを10分して、それから作業にとりかかると、より集中できるようになります。
さらに喫茶店等で作業すると、周りにTV等の誘惑物もなく人目もあるので、作業にスムーズに入り易いです。
そういった事を試している内に「やる気おきないけど、やらないと・・・」 という状態からは脱出できている事に気づきました。
まとめ
やる気がおきない時は、まずは嫌でも5分間、作業をしてみるのがお勧めです。喫茶店とか周囲の目があると、強制的に作業が開始し易くなります。
本記事は以上です。
本記事を読んで、少しでも参考になる部分がありましら、嬉しい限りです。