本記事では、Python、Ubuntu入門者の方を対象にした、UbuntuへのPyCharmのインストール方法をご紹介いたします。
Ubuntuのバージョン、18.04、20.04 で動作確認しました。
PyCharmの特徴を知りたい方は、当ブログの下記記事が参考になります。
併せて、どうぞ。
インストールする、PyCharmのバージョン
PyCharmには、
- Community 版 → 無料
- Educational版(教育版)→ 無料
- Profesional 版 → 有料
がありますが、今回はCommunity版を使った解説になります。
Community版は、Professonal版に比べ、
- フレームワークに対応していない、
- DBサポート機能等がない 等々
の制約がありますが、ほとんどのケースで問題なく使用可能です。
必要になってから、乗り換える形で大丈夫だと思います。
PyCharm インストール方法
こちらでは
- GUI上での、インストール方法
- コマンドライン上での、インストール方法
の2種類をご紹介します。
GUI上での、インストール方法
① 下記をクリックします。Ubuntu標準では、ランチャーバーが画面左隅にあります。
(筆者のランチャーバーは、画面下に設置しています。)
② Ubuntu Software を立上げ
③ 立上げた、「Ubuntu Software」で、検索をクリック
④ 「pycharm」 と入力したら、対象のソフトウェアが画面に表示されます。
「pycharm-community」を選択して、インストールします。
以上で、インストール完了です。
コマンドライン上での、インストール方法
snapコマンドを使用します。
snapパッケージとは
さまざまなLinux ディストリビューションにインストールできる、パッケージ形式です。
RedHat Linuxのみインストールできるとか、そういった特定のディトリビューションに縛られない、パッケージ形式になります。
snapコマンドを使用するために
またsnapをインストールされていない方は、下記コマンドにて導入します。
sudo apt install snapd
本インストールの間に下記の確認があります。
- 住んでいるタイムゾーン → Asia 選択後、 Tokyo を選択
PyCharmのインストール
# Community版の場合
sudo snap install pycharm-community --classic
# Professional版の場合
sudo snap install pycharm-professional --classic
PyCharmの開始方法
開始方法は下記コマンドとなります。
# Community版の場合
pycharm-community
# Professional版の場合
pycharm-professional
まとめ
UbuntuにPyCharmをインストールする方法を2点紹介しました。
ソフトウェアをDLしてきて、直接インストールする方法もありますが、こちらで紹介した方法にはメリットがあると思い、紹介させて頂きました。
そのメリットとは、
- 現在のバージョン情報が分かり
- 容易にアップデート
できることになります。
例えば「ターミナル」で、「snap list」を入力した結果は以下になります。
この通り、Version情報等を一目で把握する事が可能となります。
それでは、またお会いしましょう。