プログラム(もしくはPython)が初めての方に、簡単にできる導入方法をご紹介します。
Windows、Mac両方対象です。
また本記事は、プログラムに触れた事が無い人を対象に、画像変換ソフト作成を通して、この世界の魅力に触れてみようという企画シリーズの1つになります。
企画シリーズ全体は、こちらです。
「プログラムを体験して楽しむ」企画
進め方ステップ
Python導入方法 全体の流れ
- Python本体の導入
- IDEの導入
この2点です。
導入方法は、後ほど解説していきます。
IDEとは?という方もいると思うので、簡単に解説します。
IDEとは?
IDEとは、日本語にすると総合開発環境になります。
プログラムの記述から実行まで、開発するのに一式がそろっているソフトです。
Pythonにも様々なIDEがありますが、本記事では無料でも使用できるPyCharmをお勧めします。
有名なIDE
- PyCharm
- Visual Studio Code
- Eclipse with PyDev
- Atom IDE
- Sublime Text
プログラムの実力が上がって来たら、自分に合うIDEを選んで頂ければと思います。
具体的な導入方法
WindowsにPython、IDEをインストールする方法
Mac版は後ほど記しています。
Macを使用している方は、Window版をスキップ頂ければと思います。
Pythonのインストール
Pythonの公式サイトに行き、EXEファイルのダウンロード後、インストールします。
(下記図の矢印には、最新バージョンが記されています。
21年5月現在では、Python 3.9.5です。)
https://www.python.org/downloads/
インストーラーを起動すると、下記画面が出現します。
下記図のように、必ず「Add Python○.○ to PATH」にチェックを入れます。
(Python本体場所をOSの設定に記載するようなものです。)
それから、Install Nowを選択します。
PyCharmのインストール
PyCharmは、JetBrains社が開発したIDEです。
無償のCommuity版と、有償のProfessional版があります。
無償版で機能は十分のレベルです。
JetBrains社の公式サイトの「ダウンロード」をクリックします。
https://www.jetbrains.com/ja-jp/pycharm/
下記画面に遷移します。
Community版を選択、ダウンロード後インストールします。
インストール画面で、下記ウィンドウが出てくると思います。
基本は上図で大丈夫です。必要に応じて、追加して下さい。
- 64-bit launcher:ショートカットをデスクトップに追加するか?
- Add “Open Folder as Project”:フォルダを右クリックから、プロジェクトとして選択できるか?
- .py:.pyファイルを、PyChramに関連付けるか?
- Add launchers dir to the Path:環境変数にPyCharmのパスを追加するか?
MacにPython、IDEをインストールする方法
Pythonのインストール
Macは初期状態でPythonがインストールされています。
しかしバージョンが古いため、最新のバージョンをインストールして使用するのをお勧めします。
Pythonの公式サイトに行き、パッケージをダウンロード後、インストールします。
(下記図の矢印には、最新バージョンが記されています。
21年5月現在では、Python 3.9.5です。)
https://www.python.org/downloads/
PyCharmのインストール
Windows版で説明した繰り返しになりますが、PyCharmは、JetBrains社が開発したIDEです。
無償のCommuity版と、有償のProfessional版があります。
無償版で機能は十分のレベルです。
JetBrains社の公式サイトの「ダウンロード」をクリックします。
https://www.jetbrains.com/ja-jp/pycharm/
下記画面に遷移します。
Community版を選択、ダウンロード後インストールします。
(Apple Siliconの方は、下図矢印隣のdmg(intel)をクリックすれば、切替えられます)
まとめと次回記事
プログラム(もしくはPython)が初めての方に、Python本体とIDEのインストール方法を紹介致しました。
次回は、Pythonがどのような分野で使用されているか、幅広く紹介したいと思います。
これにより、Pythonを学習した先にどんな物が作れるようになるのか、イメージできるようになると思います。
以下、雑談
私が初めてIDEに触ったのは、MicrosoftのVisual Basicでした。
(本当は、VisualC++が欲しかったのですが、両方購入するとお値段が・・・)
それまでは、テキストエディッタにコードを書いて、それをコマンド等で実行していました。
よって、プログラムにバグがある度にテキストエディッタに戻って修正 → 実行をひたすら繰り返す毎日でした。
それがVisualBasicが出てからは、コードの記述、デバッグ(バグを修正するプロセス)、実行までを一つのソフトで完結できるのに感動したのを今でも覚えています。
特にこの中でも、コードのインテリセンス機能には、本当に、「いい!」と思いました。
インテリセンスとは、こんなのです⬇
コードの打ち間違いって、いつになっても起こってしまいます。
それがこのインテリセンス機能が、だいぶカバーしてくれます。
(当時は、現在みたいにレベルは高くありませんでしたが、重宝しました。)
今回お勧めしたPyCharmを使えば、無料にも関わらず、これら全てが使用できます。
現在は、プログラムを始めやすい環境になっていると思います。
是非、楽しいプログラムの世界に足を入れて頂ければ幸いです。
それでは、またです。